どこで英語を話せるようになったんですか?って聞かれたら、わたしはキッパリ「日本!」って答えます。
いちおですね、20歳の時にうちの学校から100人カナダの大学に8ヶ月単位交換するプログラムがあり、それに行かせて頂きました。
でも100人の日本人が授業も一緒だったので、英語力が伸びた気はさほどしませんでした。
実際TOEFL(留学に必要な英語のテスト)は、帰国後のほうが点数が下がっていてウケました(笑)
それでも海外に暮らした8ヶ月は、いろいろな点で度胸がついたし、日本を外から見る視点を得られたし、人前でハグするのも恥ずかしくなくなったし(笑)、とっても貴重な経験でした。
その後、日本で学生生活を終え、会社に就職し、髪振り乱して働いているうちに、英語の存在なんて忘れていました。
そして、入社2年目くらいに、沖縄旅行で友達になったアメリカ人(日本語話せない)が福岡に遊びに来るというので、え?まじで?と慌てました。
せっかく来るなら福岡案内したいというか、この頃は英語とは無縁の生活で、福岡案内せないかんよね。。。英語で。。。みたいな、嬉しいけど、正直大変やなあと思ったのも事実。
とにかくそのアメリカ人が来るまであまり時間がなく、3日間くらい福岡のいろんなところに連れて行かねばならず、それにとりあえず耐えうる英語脳を養う必要がありました。
今なら大丈夫ですが、足のつま先までニッポンの組織社会にどっぷり浸かっていた当時の私には、英語って何やったっけ?って感じでした。
それから数ヶ月、英語の感覚を思い出すため、中学、高校のテスト前に勝手にやっていた音読を開始しました。
そしたら、ほんと伸びました。
そのアメリカ人が来てくれたことで、英語って楽しいかもって、また思えて、英語の練習を再開することにしたのです。
ていっても、かなり不真面目に。1年忘れてて、あ、やろ、また半年忘れて、あ、やろ、みたいな感じ。
TOEICも、英語に関わる量(思い出)が増えるたびに上がっていきました。
申し上げたいのは、日本だけで英語を話せるようになることは可能です。声に出していきましょう。
途中で怠けちゃってもいいのです。続けましょう。
やったことはひとつも無駄になりません。
「英語の思い出量 = 英会話力」