踏み出すこと

最近フィリピン留学のカウンセリングに来られた方が、会社を辞めて、フィリピン留学したいとおっしゃってました。

私も途中で会社を辞めたので、気持ちはわかります。

20代のうちは、いつもどこかで本当に求めているものが遠くにある気がしていました。

でも、だんだんそれは足元だと思うようになり、今に至ります。

だから今の仕事にとてもやりがいを感じています。楽しいしやりがいがありますが、満足はしていないです。満足はずっとしないもののような気もします。

好きなものだから、次はこうしていきたいという欲が出てくるようです。

高校生の頃、龍安寺の庭の石が15個配置されているのに、どこからみても14個にしか見えないようになっているのは、人間はいつまでも完全になることはなく不完全な部分があるからという思想があると聞いて、なるほど〜っと思ったのを覚えています。

これが意図的なものかどうかは諸説あるようですが、東洋では十五夜(満月)にあたる15という数字を「完全」を表すものとしてとらえる思想があり、15に1つ足りない14は「不完全さ」を表すとされているそうです。

でも、なんかこういうの好きって思いました。

いずれにしても、やったことのないことに踏み出すという作業は、不安もあるかもしれませんが、新しい自分に会いに行くことだと思うと、なんだかワクワクしますね。

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