作家のJamieはガールフレンドの浮気ですっかり参ってしまい、ロンドンを去ってフランスのコテージに引きこもる。
ポルトガル人女性のAuréliaが通いの家政婦をやってくれることになったが、Jamieはポルトガル語がまったく分からず、Auréliaは英語を理解しない、
没コミュニケーションの事態。
そんななかでもふたりはなんとなく気持ちを通わせる気配が・・・。
Love Actuallyという映画のエピソードのひとつです。クリスマス直前のロンドンの風景とさまざまな登場人物とエピソードが交錯する、心温まる作品です。
でも、私が一番面白かったのは、ロンドンに帰ったJamieが一念発起して
ポルトガル語を勉強する時の学習風景。
Central London School of Language という(たぶん架空の)語学学校の教室でヘッドフォンを耳に珍妙な(?)例文を真剣な表情で繰り返すJamie。
-おなかがいたいです、どうやらエビにあたったらしい
-なんと大きな魚!でもとても美味しい!
その教室には他にたくさんの学習者たちで満席で、それぞれヘッドフォン姿で英語の例文をひたすら繰り返しています(なぜか教師の姿はない・・・)。
外国語の会話の学習法は十人十色、それぞれの環境や性格に一番あった方法を試せばいいのですが、どんな方法をとるにせよ、
自分の口で言ってみる
→何度でも言ってみる
→自分のものになるまで言ってみる
という過程ははずせない、ということでしょうね:)
Hakata Cross Youで音読を繰り返し、家では20回は読んでくださいと勧められ・・・ もう、あごが疲れちゃうよ、とぼやきたい学習者のみなさま。
その苦労、決して無駄にはなりませんので、英語仕様の筋肉つくりを目指して、どうぞ今しばらく辛抱強く頑張ってみてくださいね。
冒頭の映画でエビの食アタリだの、でかい魚だの、「いつ使うんだ!?」 という例文にも真面目に取り組んだJamieも、Auréliaへのプロポーズを見事にポルトガル語で決めて、ハッピーエンドを迎えましたよ。