Hakata Cross Youで英文の意味をとるときには、必ず左→右の英語の語順のままで意味を取ります。
きれいな日本語に訳しません。
学校英語では、「日本語に訳しなさい」とテストで問題が出るので、
きれいな日本語で訳していたと思います。
これは、とてももったいない学習法です。
これに慣れてしまっているばっかりに、日本語から英語に訳すというとても面倒な作業で、英語をとらえようとする習慣がついています。
もちろん、学校で習った文法はとても大切です。
文法なんてどうでもいいとは全く思いません。
ですが、きれいな日本語に訳そうとすると、みな英文の後ろから意味を取ろうとします。
後ろから意味を取ろうとすると、以下のようなことに陥ります。
�長い文章になった時にわけがわからなくなる。
�後ろに分からない単語があると、全文が分からないと勘違いする。
→結局、英文全文を訳せないと、何が言いたいか分からない。
さらに、これはスピーキングに大きなハンデになります。
英語でしゃべろうとするとき、何から(どの単語から)言っていいのかわからないのです。
それはいつも、日本語の語順で訳しているからです。
本当にもったいない!
英語の意味は、必ず【左→右】に英語の語順のままイメージで意味をとってください。
これは大原則です。
Your name is very important.
(あなたの)名前はとても大切です。
これくらいの短さなら分かりやすいのですが、下の文章くらいになった時はどうでしょう。
大丈夫です。どんなに長い文章もシンプルに左から順番に見れば、必ず意味はとれます。
(Right now), (the two) (most) popular names for babies in the United States are “Jacob” for boys and “Emily” for girls.
(ちょうど今)→(2つの)(最も)人気がある名前→赤ちゃんにとっての→アメリカで→は→ジェイコブ→男の子にとって→そして→エミリー→女の子にとって
左から順番に意味を取っていけば、間に分からない単語があっても、分かるものでとりあえず想像して大丈夫です。
また( )の単語は、実際にわからないままでも基本的に影響がないものです。
もっと、ばっさり単純に言えば、分からない単語があることは初級の段階ではたいしたことありません。
それよりも、赤字の部分、主語がnamesで、動詞がareで、補語(主語が~にあたる部分、主語=補語)が分かることの方が、何倍も大事です。
結局、この文で最も言いたいことは、「名前はジェイコブとエミリーだ」ってことです。 あとは、飾りです。
初級の段階では、あまり細かく完璧に訳すことに一生懸命にならないでください。それはあとで。
それよりも、何度も英文を聴いて何度も音読して、英語の語順と構造を身体にしみこませてください。
その方が、早く初級の道を脱出できます。
いつでも英語の語順で考え、S(主語)とV(動詞)が見抜けるようになれば、初級の50%はクリアです。
もちろん語彙力は大切ですが、分からない単語を覚えるのは、左から訳し、SVをとり、意味を想像し、そのあとです。
Hakata Cross Youでこのような方法をとるのは、日本語が染み付いている初級者の方々にとって、とにかく英語の語順で思うこと、英語の脳をつくることがすべての基礎になると考えているからです。